橋元屋 幸守さん
笑いで多くの人をつなげるお仕事です。地域の文化祭や町内会行事、高齢者サロンなどで落語を披露するほか、落語を通じて人と人をつなぐ活動を行っています。現在は、落語を活用した「第三の居場所」づくりにも力を入れており、子どもから高齢者までが安心して集まり、笑顔になれる場を目指しています。
奈良県で育ち、小学生の頃から人を笑わせることが大好きでした。当時は“面白い人はお笑い事務所に入る”と言われるほど、お笑い文化が身近にありました。また、「じゅげむ」などの落語も流行っていました。子どもの頃からの「人を笑わせることが好きだった」という気持ちが、現在の落語家としての活動の原点になっています。
落語を終えた後に、お客様から「ありがとう」「本当に楽しかった」「また聞きたい」と言ってもらえる瞬間が何より嬉しいです。また、「記憶力が良いですね」と言われることもありますが、実際にはただ暗記しているわけではなく、物語を理解しながら演じています。
今後は、小中学校での特別授業をはじめ、「オンライン子ども落語塾」という、子供たちに安心・安全な居場所をつくってあげたいという想いがあり、第3の居場所として展開します。失敗や挫折を経験してきたからこそ、「橋元屋さんも最初は失敗していたんだ」と子どもたちが勇気を持てるような場所にしたいと考えています。
特に必要なのは「人との会話力」です。ただし、落語は覚えるものではありません。あらすじを理解し、登場人物を頭の中で鮮明に想像したり、自分なりに情景を思い描きながら演じることが大切です。こうしたことを日常生活から意識しています。また、近年は女性落語家も増えており、性別に関係なく挑戦できる世界になっています。
コロナ禍以降、リモートでのやり取りが増え、人と直接会話する機会が減りました。だからこそ、リアルな対面のコミュニケーションが大切です。人と話すことや、人間観察をすることは人生の大きな学びになります。ぜひ一度、落語を聞きに来てほしいです。 【座右の銘】“継続は力なり”——続けることが何より大切だと考えています。
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職業図鑑に登場する方々のような、現場で働く大人の話を、講演や特別授業として学校に届けられることがあります。ご登壇いただける方やテーマは時期によって異なりますので、「こんな話を聞かせたい」という段階で構いません。学校関係者の方は、運営までお気軽にご相談ください。